AI研修を提供する会社は増えていますが、内容にはばらつきがあります。中小企業がAI研修の会社を比較する際、価格や日程の合いやすさだけでなく確認しておきたい観点を5つに整理しました。

研修の質だけでは、AI導入は定着しない

学んだことが職場で使われている割合は、研修直後62%から1年後には34%まで下がるというデータがあります。研修そのものの出来だけでなく、会社が研修の前後まで見据えて設計しているかどうかで差が生まれます。AI研修を比較するときは、当日のプログラム内容だけでなく、会社の姿勢そのものを見る必要があります。

AI研修の選び方 ― 比較チェックリスト

研修会社を選ぶ際に、次の5つを確認すると比較しやすくなります。

  • 研修で終わらず、業務の自動化や開発の相談まで対応できるか
  • 講師が実務で日常的にAIを使っているか(教科書的な説明だけでないか)
  • 御社の業務フローを理解したうえで研修内容を設計するか
  • 助成金が使える条件だけでなく、使えない条件も説明してくれるか
  • 進め方に、担当者個人の力量に左右されない「型」があるか

特に見落とされやすい2つの観点

業務フローの理解と、助成金の説明は、比較の際に見落とされがちです。研修会社が御社の業務を聞かずに一般的なカリキュラムだけを提示する場合、研修が終わったあとにAIをどう使えばいいのか分からないまま終わることがあります。また、助成金は活用できる場合がある一方、プランによっては条件を満たさないこともあります。使えない条件も先に説明してくれるかどうかは、会社の姿勢を見る一つの目安になります。

出典

研修転移 直後62%→1年後34%:Saks & Belcourt (2006)